「TOKYOはたらくネット」のキャリアアップ講習を受けてきました。内容は、データベース(Access)初級講座と中級講座で、合計6日間の授業でした。

居宅介護支援事業所の管理者の業務と、今回も直接関係がないと思うかもしれませんが、一元的な管理に関連しています。

ケアマネの管理者が行う一元的な管理

管理者は、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準(平成11年3月31日 厚生省令第38号)(抄)において

管理者の責務
第十七条 指定居宅介護支援事業所の管理者は、当該指定居宅介護支援事業所の介護支援専門員その他の従業者の管理、指定居宅介護支援の利用の申込みに係る調整、業務の実施状況の把握その他の管理を一元的に行わなければならない。

となっています。より具体的には、

  1. 介護支援専門員その他の従業者の管理(勤務状況、健康管理、業務遂行状況等)
  2. 指定居宅介護支援の利用の申込に係る調整(個々の利用者の特性に対応できるケアマネジメント能力等を勘案して担当者を決定・変更等の対応)
  3. 指定居宅介護支援業務の実施状況の把握(基本プロセスを踏まえて支援しているか。緊急、臨時的対応が求められる状況において、関係機関の連携・調整がなされているか等


を行うことが必要です。
「東京都介護支援専門員業務の手引」より引用(東京都福祉保健局のホームページに移動します。

介護ソフトだけで管理できない情報

当事業所の介護支援専門員の担当利用者は180名、新規利用の方は年間70名くらいになります。

管理する前に、事前の情報把握と情報分析を行うことが必要です。ケアマネジメントプロセスでは言えば、アセスメントと同じです。情報量が多いため、パソコンというかICT(情報通信技術)の力を借りなければなりません。

当事業所も、帳票作成・請求関係は介護ソフトを使用しています。しかし、介護ソフトでは管理できない情報もあります。

新規受付対応、担当割振、担当介護支援専門員ごとの支援進行状況や、苦情対応、介護支援専門員ごとの研修計画などです。

そういった情報管理は独自でエクセル作成しています。
しかし、エクセルのブックごとに利用者様の名前などの基本的な情報を入れていく必要があります。
また、データが増えると重くなることや関数などの数式が壊れてしまうなど不具合が出ることで、メンテンナンスが必要です。そして、その分の時間的負担が発生していました。

そのため、現在、エクセルで管理している独自の帳票類を、Microsoft Accessで一元的に管理することで作業効率を向上させてみようと考えています。

居宅介護支援に導入しやすいデーターベースソフト

クラウド上でグループウエアと連動するデータベースソフトなど様々検討しました。

居宅介護支援事業所は利益幅が少ないのでは、高価な購入費用やランニングコストが発生するソフトを導入する余地がありません。

その点、Microsoft Accessは、手が出せる価格です。

データーベースを構築するパソコン用にソフトのライセンスを購入すれば良いのです。

データなどを入力するだけのスタッフ用のパソコンには、無償のMicrosoft Access 2016 Runtime(マイクロソフトのホームページに移動します)で利用することができます。

自社でのデーターベースの構築は必要ですが、費用的に居宅介護支援事業所で導入しやすいデーターベースソフトだと思います。

TOKYOはたらくネットのキャリアアップ講習について

データベースを構築するための知識が必要です。

業務で使う関係で、エクセルである程度のデーターベースは作ったことはありますが、Microsoft Accessは使ったことがありませんでした。

TOKYOはたらくネットのキャリアアップ講習(東京都産業労働局のホームページに移動します)で、Microsoft Accessの使い方を教えてくれる講座があったので、今回受講した次第です。

キャリアアップ講座は、東京都在住か在勤の方であれば通えます。授業料が高額ではなく、内容も初心者向けであり、授業時間も長いので習得もしっかりとできたと思います。

資金力が弱い中小企業の経営支援としても、こういったスキル習得の講習は本当にありがたいと思います。

少しずつでも小規模ながらもデータベースを構築していき、一元的な管理を行いやすい体制を作っていき、良質なケアマネジメントをさらに行える居宅介護支援事業所を目指していきたいと思っています。

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